4月14日の記録

以下の記事は4月15日の夕方くらいに、なんとか落ち着いたところで下書きしていたもの。まだこのときは今でいう「前震」を経験しただけだったので、「ちょっと大きめの地震が来た!びっくりした!」という状態。長文を書く心の余裕はあった。
敢えて書き直しはせずに、このまま当時の記録として公開します。


いつかはくるかもしれない、とは何となく感じていたけど、その「いつか」がとうとうきてしまった。
こんなに大きな揺れは初めてで、いちばんひどいところでは震度7くらいだったらしいけどうちはおそらく5か6くらいか?正確にはわからない。そのときはちょうどトイレに入っていて、小さな揺れから「あっ、地震だ…」と思っていたらだんだん大きくなっていって、しかも長くて、2階から何かが割れる音が聞こえてこれはやばいんじゃないかと思った。恐怖よりも「なんかいつもよりも大きめのやばそうな地震が起こった」という認識以外何も感じなかった。下半身剥き出しで。とりあえず用を済ませて、2階に上がって(うちはキッチンとリビングが2階にある)細々と大事に集めている器を確認した。器はすべて無事だった。割れたのは空のワインボトルと焼き物のオブジェだけだった。その後の余震も含め、今のところうちの被害はそれだけ。
家族や友人やTwitterのフォロワーさんから安否を気遣うメッセージをもらった。とてもありがたかった。中には何年も連絡をとっていなかった友人もいて、こんなきっかけだけど交流が復活したのがとても嬉しかった。
ただでさえ物が多すぎて、地震が原因なのかもともとなのかわからないくらい部屋の中が雑然としていて、この機会に必要じゃないもの、大した思い入れのないものはすべて処分しようと思った。以前からそうしようと思ってはいても、テスト勉強は一夜漬けタイプなのでこういうことでも起こらないとなかなか本気にならない。悪い癖。
今回は被害が最小限で済んだけれど、これから先何が起こるかわからない。だってほんの1秒前まで大きな地震が起きるなんて思いもしなかった。いざというときの備えは大事。あちこちで災害が起きるたびに言われていることで頭ではわかっていてもなかなか行動には起こせないもの。だからこの災難をいい機会だと思うことにする。