迷い

こうしよう、と決めてやってみてもすぐに「ほんとにこれでいいのかな…」って思ってしまう。
写真のプリントの話。
今年から現像とCD書き込みだけにして、気に入ったやつだけ2Lにプリントする、というふうに決めた。
ちなみにプリントはまだ1枚もしていない。
同時プリントだと失敗写真までプリントされてしまうし、今もアルバムに収めきれていないプリントが何百枚も溜まっている。
収拾がつかなくなってきたから全部はプリントしない方向でいこうと決めたのに、現像が済んでもプリントが手元に無いのはなんだかしっくりこない。

気になっていた写真屋さんに2回ほどフィルムを送った。
そのときはなかなか気に入っていたけど、時間が経って「うーん…」と感じるようになってしまった。
好みが短いスパンで変わってしまうから自分でも困っている。
青くて少し彩度の低い柔らかめのややアンダーめがいいなと思ってたのに、春の訪れとともに少し鮮やかなあたたかい雰囲気を好むようになってきた。
あ、いまこれ書いててわかったけれど、季節がそうさせているのかも。

極端な色あいは写真に独特の雰囲気をあたえて魅力的だけど、飽きがくるのも早い。
濃い味のソースがかかった料理みたいに。
私はやっぱり、見たままにできるだけ近いほうが好きだ。
味つけは塩を少々と、香りづけのほんの少しのスパイスでいい。

これを書きながら自分が本当にやりたいことや好きなものが朧げに見えてきたので、あとは頭の中でいつまでも迷い続けるんじゃなく、気になっていることはとりあえずやってみようと思う。
進みながら軌道修正して、少しずつ理想に近づいていけたらいいな。